フライト搭乗時に機内食を楽しみにしている方も多いのではないかと思います。
本記事ではANA国際線の特別機内食のオーダーについてご紹介します!
いちこが初めて頂いた機内食は約20年前ですが、美味しくなかったですねぇ。
電子レンジの過熱のムラがあったり、ごはんがパサパサだったり。
炭水化物が中心で胃もたれすることもありました。
グルメ目的の旅行時はせっかく出していただいた機内食にほとんど手を付けないこともありました。
また、乗継便で動いていないのに機内食が続いた時は食べきれないこともありました。
こんな時は特別機内食をオーダーするのはありかな、と思います。
航空会社による改良努力により、最近の機内食は本当に美味しくなりました。
また、宗教や健康上の理由によるNG食材に対応した特別機内食も多数用意されるようになりました。
特別機内食は多くの航空会社で設定があります。
イスラム系やインド系の方の搭乗機会が多いシンガポール航空では10年前でも機内食の種類が多かったように記憶しています。
日系航空会社では特別機内食の種類が多くはありませんでしたが、ANAやJALも3年前くらいに特別機内食の種類が増えました。
今回はANAの特別機内食をご紹介します!
上海→羽田便2018年7月の低カロリーミール
ANAの特別機内食のラインナップをご紹介
- アレルゲン対応のお食事
- ベビーミール
- チャイルドミール
- ベジタリアンミール(VLML)
- ベジタリアンビーガンミール(VGML)
- ベジタリアンヒンズー教徒用ミール(AVML)
- 生ベジタリアンミール(RVML)
- ベジタリアンオリエンタルミール(VOML)
- ヒンズー教徒用ミール(HNML)
- イスラム教徒用/モスレムミール(MOML)
- ユダヤ教徒用ミール(KSML)
- ジャイナ教徒用ベジタリアンミール(VJML)
- 糖尿病対応ミール(DBML)
- 低塩ミール(LSML)
- 低脂肪ミール(LFML)
- 低カロリーミール(LCML)
- 胃腸疾患対応ミール(消化の良い特別食)(BLML)
- グルテンフリーミール(GFML)
- 低乳糖対応ミール(NLML)
- フルーツプラッターミール(FPML)
- シーフードミール(SFML)
ANAウェブサイトより引用→★
※2019年2月9日現在
※路線によっては設定がないメニューもあります。
ANAの特別機内食は21種類もあるんですね!
主なメニューの説明も掲載します。
7品目アレルゲン(小麦、蕎麦、乳製品、卵、落花生、えび、かに)を使用しないスペシャルミール
27品目アレルゲン対応食(7品目アレルゲンの他、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、ごま、カシューナッツを使用していない)を使用しないスペシャルミール
お子様用の7品目アレルゲン対応食もあり
肉類や魚類は調理されませんが、卵や乳製品を使ったお食事です。
肉、魚、卵、乳製品、蜂蜜など動物由来の食品は一切使用されていないお食事です。
アジア風のベジタリアンミールです。スパイシーなベジタリアン料理のコンビネーションになっており、肉・魚・卵は使用しませんが、乳製品は含まれています。
生の果物と野菜以外の材料は一切含まないお食事を希望する方のためのお食事です。高度加工食品、添加物、保存料を含まないメニューです。加熱した果物・野菜、動物性食品、動物由来製品は使用しておりません。
東洋風に調理した菜食を希望するお客様ためのお食事です。動物性食品や動物由来製品、卵、乳製品は一切含まれません。
宗教対応の特別機内食もそろっています!
牛肉を口にしないヒンズー教徒のお食事です。食材には牛肉の他、豚肉も避けますが、茹でた魚、鶏肉、羊肉、魚介類、米、フルーツ等を使用します。調理の際のアルコールは使用致しません。
イスラム教の規定と習慣に則ってご用意したお食事です。豚肉を使用した製品、ゼラチン、お酒、アルコールより抽出された香味成分、うろこやひれの無い海洋生物の肉は使用しておりません。
※イカ、エビ、タコなども未使用ということなんですかね?
いちこ、初めて知りました。
ユダヤの掟によって調理され、祈りを捧げられたユダヤ正教信者のお食事です。
(一部対応できない空港がございます。)
機内では必ずシールを切らずに提供します。
ANAでは Passover meal (過ぎ越し期間用の発酵食品が含まれない食事)のご用意はございません。
※ユダヤ教徒用ミールが一番厳格ですね。
ジャイナ教徒のお客様用のお食事です。肉・魚・卵・乳製品など動物性のものに加え、根菜も使用していない食事です。(一部対応できない空港がございます。)
健康に配慮した特別機内食もそろっています!
糖尿病のお客様の為のお食事です。脂肪分の少ない赤身の肉や、繊維質の多い食物、新鮮な野菜、フルーツ、パン、シリアルのミールです。
高血圧や心臓病、腎臓病をお持ちのお客様のお食事です。一回の食事のナトリウムが抑えられています。生野菜、クラッカー、パスタ、脂肪分の少ない肉、低カロリー・マーガリン、繊維質が多く塩分の少ないパン、フルーツ、サラダが多く使われています。
脂肪・コレステロール含有物を制限しているお食事です。卵黄は含まれていません。生野菜・脂肪分の少ない肉又は魚が調理されています。マーガリン・低脂肪の乳製品・繊維質の多いパンやフルーツ等が添えられています。
※特別機内食ってマーガリンが添えられている場合が多いんですよね。
トランス脂肪酸が気になるので、いちこの場合は使用しないことも多いです。
1食あたりが400kcal未満で24時間以内の摂取カロリーが1200kcal以内を目安として調整したお食事です。
※いちこがオーダーする特別機内食はこちらの低カロリーミールです!
胃腸疾患のある方のためのお食事です。消化しやすく薄めの味付けで、やわらかい食材を使ったメニューです。揚げ物や味の濃い料理、黒胡椒、チリパウダーなどの刺激が強い食品は使用しておりません。
グルテン不耐症に配慮したお食事です。グルテンを含む原料や食品を含まないメニューです。グルテンを含む穀物類(小麦、ライ麦、カラス麦、大麦、ライ小麦、スペルト小麦)、グルテンを含む穀物を原料とした食品(粉、スターチ、セモリナ)は使用しておりません。
※グルテンの混入防止に努めておりますが、製造過程での混入についてまでの確約はできません。
乳糖制限食が必要なお客様のためのお食事です。乳糖の源である乳製品や乳製品由来食品を使用していません。このミールは牛乳アレルギーを持つお客様のお食事には適していません。
果物だけのお食事を希望するお客様のためのお食事です。添加物や保存料を一切含まない果物を使用しています。
※別航空会社でいちこはオーダーしたことがあります♪
フライトが短い極東アジア便ではおすすめです。
魚介類(魚類・甲殻類)を使ったお食事を希望するお客様のためのお食事です。肉製品を一切含まない内容です。
※日本出発便ではおすすめです。
日本帰国便では冷凍のお魚で美味しくない場合があります。
低カロリーミールがイチオシ!
いちこは食材に禁忌がありません。
まんべんなく食べられて、カロリーを抑えられるもの、特に糖質が抑えたいので、ローカロリーミールが最適なのです。
低カロリーミールの場合、ドレッシングがノンオイルだったり、バターの代わりにマーガリンだったり、添加物が増える場合があるので、注意が必要です。
特別機内食オーダーの制限はあるの?
特別機内食のオーダーに特に制限はありません。
誰もオーダーが可能です。
とはいえ、宗教に対応した特別機内食などをオーダーするのはなんとなくはばかられます。
良識によってオーダーしましょう。
ANAの場合、アレルゲン対応食で日本到着便はフライトの48時間前まで、他の特別機内食はフライトの24時間前までウェブサイトよりまたは電話で申し込みができます。
チェックインカウンターでは申し込みができませんので、ご注意ください。
航空会社によっては電話で申し込みのところがあります。
ウェブサイトで申し込みができるととても便利です。
チェックインカウンターで帰国便の特別機内食を申し込んだ際に、グランドホステスより「特別なケースの方が申し込むものなので、健康な方の申込はご遠慮いただいております」と言われたケースを耳にしたことがあります。
ウェブサイトを読む限り、上記のような注意書きはありません。
元キャビンアテンダントの方の経験談でも上記のような注意書きを伺ったことはありません。
特別機内食をオーダーしたときの機内の対応
出発前に特別機内食のオーダーについて確認される時があります。
(ANAでは確認がない時もあり、出発準備状況によるのかもしれません)
これが、特別待遇で優越感を感じる!という人がいらっしゃるようです。
また、特別機内食は通常機内食のサーブ前に持ってきていただくこともあります。
これも特別待遇で優越感を感じる!という人もいらっしゃるようですが、ドリンクのサーブは前から順番なこともあります。
いちこは上記2つとも別に普通かな…と思っています。
ドリンク無しで食べるくらいなら、いちこは席順でかまいません。
最近のANAでは特別機内食でも他の通常機内食の方と同時のタイミングでサーブされることもあります。
いかがでしたか?
皆様もぜひ特別機内食をオーダーし、快適なフライトをお楽しみください。
以上、いちこでした~。