先日、東京でハングル能力検定3級を受験してきました。
自己採点の結果…合格!
久しぶりにハングル検定を受けてきました。
解答速報を確認したら3級に合格したようです😊😊😊
ここ2週間ほど毎日3時間程度勉強した(除:札幌旅行)ので、成果が出て素直に嬉しいです。
やっと韓国語初中級の勉強方法が分かってきた気がします。これからも頑張ります!#ハングル検定 #ハン検— いちこ🇯🇵🇲🇾🇰🇷🇹🇼🇦🇺 (@iticooo) November 10, 2019
韓国語学習者にありがちな「中級の壁」を少しだけやっとこじ開けることができたように思います。
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ハングル検定とは?
ハングル検定の正式名称はハングル能力検定と言います。
ハングル能力検定はハングル能力検定協会が運営している試験です。
「ハングル」能力検定試験は、日本で初めての韓国・朝鮮語検定試験として1993年の第1回実施から今日まで52回実施され、延べ出願者数は42万人を超えました。
ハングル能力検定協会サイトより
試験は6月第一日曜日と11月第二日曜日の年2回実施されています。
受験級と合格ライン
ハングル検定の受験級は易しい方から5級、4級、3級、準2級、2級、1級があります。
一次試験は聞き取りと筆記に分かれ、4択のマークシート方式です。
1級は一次試験で記述式解答、二次試験で面接がある点が他級と異なります。
ハングル検定の合格ラインは協会サイトには次のように記載されています。
5級
60分授業を40回受講した程度。
☆100点満点で60点以上合格
【聞取40点(30分)筆記60点(60分)】
4級
60分授業を80回受講した程度。
☆100点満点 で60点以上合格
【聞取40点(30分)筆記60点(60分)】
3級
60分授業を160回受講した程度。
☆100点満点で60点以上合格
【聞取40点/必須得点12点(30分)筆記60点/必須得点24点(60分)】
準2級
60分授業を240~300回受講した程度。
☆100点満点で70点以上合格
【聞取40点/必須得点12点(30分)筆記60点/必須得点30点(60分)】
2級
幅広い場面で使われる韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる。
※2級からは受講時間数の目安がなくなります!
☆100点満点で70点以上合格
【聞取40点/必須得点16点(30分)筆記60点/必須得点30点(80分)】
1級
幅広い場面で用いられる韓国・朝鮮語を十分に理解し、それらを自由自在に用いて表現できる。
☆100点満点で70点以上合格
【聞取・書取40点/必須得点16点(30分)筆記60点/必須得点30点(80分)】
1次試験合格者は2次試験に進む。
※2次面接時間は1人約15分間。評価は5段階。S、A、B合格、C、D不合格。
不合格者(欠席者)は次回、次々回のうち一度に限り規定の手続きを経て1次試験を免除し、面接を受けられる。
第2外国語履修者の受験ライン
筆者いちこの大学時代の第2外国語はドイツ語でした。
(韓国語は第3外国語としてハングルの読み方やあいさつ程度をやりました)
学生時代にドイツ語検定4級と3級に合格しています。
当時の授業コマ数(授業時間90分、半期15週、第2外国語は1年次週3コマ、2年次週2コマ)より考慮すると、こんなレベル感でしょうか?
- ハングル検定5級
大学1年次の前期分+α
(入学年次の11月の試験が受験可能) - ハングル検定4級
大学1年次通期+α
(大学2年次の6月または11月の試験が受験可能) - ハングル検定3級
大学2年次通期+α
(大学3年次の6月または11月の試験が受験可能)
※外国語専攻等で授業コマ数が多かったり、熱心に韓国語学習に取り組めばもっと早い段階での合格が可能かと思います。
ハングル検定とTOPIK
日本で行われている韓国語の検定試験はハングル検定のほかにTOPIKがあります。
TOPIKは韓国教育財団主催の試験であり、世界中で行われています。
韓国留学等で履歴書に記載できる資格はハングル検定ではなくTOPIKになります。
ハングル検定は公的な語学力証明には使えませんので、あくまでも韓国語の学習状況の確認の意味合いが強くなります。
※ハングル検定1級は日本の通訳案内士の外国語試験免除対象になります。
ハングル検定の特徴、TOPIKとの違い
ハングル検定が持つ特徴、TOPIKの違いには下記のものがあります。
- ハングル検定の最難級は1級、TOPIKは6級
- 5級~準2級まではマークシート4択。
TOPIKⅡの쓰기のように記述がない!
ペンを使用しない! - 朝鮮語も出題範囲であるため最近の韓国では使われない表現も出題対象である
- 漢字語のハングル読みが出題範囲にある
(TOPIKにはありません) - TOPIKよりも申込期限が試験日程に近くて受けやすい
(TOPIKは締切が早すぎ…)
TOPIKは2級と3級における試験内容の差が激しいです。
差を埋めるにはハングル検定が有効なように思います。
TOPIK2級合格→ハングル検定3級合格→TOPIK3級合格
余談ですが、ハングル検定は2級、1級がかなり難しいと聞きます。
特に1級はTOPIK6級よりも難易度が高いそうです。
ハングル検定3級受験者が直面する「中級の壁」
筆者いちこはずいぶん昔にハングル検定4級に合格しています。
3級に合格するまでに相当ブランクがあったのは、仕事が忙しくて韓国語学習から遠ざかっていたり、ハングル検定を久しく受けていなかったのは大きな理由です。
もう一つ大きな理由が韓国語学習者の多くが直面する「中級の壁」を超えられなかったというものでした。
韓国語をちょっと勉強すれば、、、
- ハングルはまぁまぁ読める
- 旅行程度の日常会話もOK
- 推しが話す韓国語もなんとなく分かる…
韓国好きは初級韓国語でもなんとかなってしまう機会が多いのです。
仕事に使う訳でもなく、あくまで個人の趣味ですしね。
韓国語は中級になると覚えるべき単語や文法表現が増えてきます。
難しくなる上に勉強する時間がない、学習モチベーションが上がらないと言う人が多いのではないでしょうか?
一緒に頑張りましょう♡
ハングル検定3級のレベルと語彙範囲
協会サイトにはハングル検定3級のレベルと語彙の範囲が記載されています。
日常的な場面で使われる基本的な韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる。
決まり文句以外の表現を用いてあいさつなどができ、丁寧な依頼や誘いはもちろん、指示・命令、依頼や誘いの受諾や拒否、許可の授受など様々な意図を大まかに表現することができる。
私的で身近な話題ばかりではなく、親しみのある社会的出来事についても話題にできる。
日記や手紙など比較的長い文やまとまりを持った文章を読んだり聞いたりして、その大意をつかむことができる。
単語の範囲にとどまらず、連語など組合せとして用いられる表現や、使用頻度の高い慣用句や慣用表現なども理解し、使用することができる。
上記をいちこの主観に基づいてまとめると、こんな感じです。
- 「できる韓国語中級Ⅰ」レベル
- 漢字語が大量に出てくる
- 助詞・語尾・表現が沢山出てくる
- 慣用句が沢山出てくる
- 聞き取りは筆記よりも点数が取りやすい
(TOPIKⅡに比べると難易度は高くはない)
多くの韓国語教室でテキストに採用されているできる韓国語シリーズ。
いちこも復習に使用しています。
ハングル検定3級の合格には、単語と文法表現を覚えることがカギとなります。
ハングル検定特有の問題もありますので、日頃学習している中級レベルの韓国語のほかに別途試験対策を実施することが短期間で合格する秘訣となります。
ハングル検定3級合格に必要なのはたった2冊!
それでは、筆者いちこがハングル検定3級合格に向けて取り組んだテキストをご紹介します!
ちなみに、短期間での合格を目指すのであれば、テキストの冊数を絞り込み、徹底的に復習をした方が効果的です。
HANA発行の対策本
- 解説が詳しい
- 問題が沢山ある
ハングル検定の過去問題集も多数出版されていますが、解説が少ないんですよね。
正直なところ、この本と過去問のどちらかと言われたら、こちらの本をお勧めします。
実際に過去問を取り組む時間がなかったので、やりませんでした。
解説を覚えるくらいに徹底的に復習すれば「この1冊で必ず合格!」します。
筆者いちこは3周やりました。
模擬試験2回分のうち、1回目は易しめ、2回目は相当難しく感じました。
2回目で点数が取れなくても落ち込まずに復習してください。
上記でも単語と文法表現を覚えることがカギと記載しました。
- 誤植が多い
- 2018年発行なのに音声アプリに対応していない
- 文法表現・語彙と問題出題のページリンクを記載してほしい。
265ページの書籍で3か所の誤植を発見してしまいました。
重版のタイミングで修正をするんだと思いますが、、、多すぎでは?
聞き取りはCD音源またはWebサイトからのダウンロードが必要です。
アルク発行のテキストだと音声アプリALCOに対応していて便利なのですが、、、
パソコンを持っていない人が多い現代ではちょっともったいないように思います。
この表現は〇〇ページに出てきました等の記載があると学習効率が上がると思います!
使い込んだからこそ感じたイマイチな点をあげましたが、概ね良書です。
単語集は公式のトウミ
単語集も多数出版されていますが、ハングル能力検定協会が発行している公式テキストのトウミが使いやすかったです。
赤文字と赤チェックシートで学習することができます。
3級出題範囲の単語すべてを覚えきれず、おそらく4割程度しか覚えられなかったように思いますが、、、
準2級の範囲も掲載されていますので、今後の韓国語学習にもこちらの単語集を使用していこうと思います。
私の勉強法:約10日間で合計40時間学習
諸般の事情より試験より約2週間前から上記の対策本をやりました。
(※トウミは9月上旬よりパラパラと取り組みました)
途中3日間旅行で学習できませんでしたので、1日平均約3時間・11日間学習したことになります。
社会人の方は毎日3時間も学習時間を割けないと思いますので、おすすめできません。
1日平均1.5時間・30日間として取り組むと良いと思います。
直前対策になる発音暗記術はこちら。
韓国語能力試験TOPIKⅡ対策のおすすめ参考書はこちら。
いかがでしたか?
次回のハングル検定試験まで半年間あります。
劣等生いちこの学習方法を参考にぜひ合格を目指してみてください!
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
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