身体に良い食事、病気の前段階の体調不良を予防する食事として薬膳が注目されるようになっています。
女性誌では薬膳特集をよく見かけるようになりました。
薬膳って、何?という方も多いのではないでしょうか?
Contents
薬膳とは?

そもそも薬膳とは何でしょうか?
(Wikipediaより引用)
古くから中国で取り入れられてきた中医学(東洋医学)に基づいて、個人の体調や季節に合わせて食材、中薬と組合せたレシピのことです。
日本で受講できる薬膳講座・資格

薬膳の資格は日本にはいくつもあります。
国際中医薬膳師
国際薬膳師
薬膳アドバイザー
薬膳コーディネーター
薬膳インストラクター
薬膳マイスター
薬膳・漢方検定
受講料、受講時間や試験の有無など難易度が様々となっています。
ご自分が薬膳をどのレベルをどのように学びたいのか、生かしたいのか考えて受講するのが良いと思います。
国際薬膳師とは?

国際薬膳師とはどのような資格なのでしょうか?
国際薬膳師(士)は、中国薬膳研究会が発行する薬膳の理論、実技の水準を鑑定する薬膳における最高の資格です。
本草薬膳学院は中国薬膳研究会の日本教育機構として、薬膳の普及、教育と同時に、高水準の薬膳に関わる人材を養成しており、本資格の受験には本草薬膳学院の中医薬膳師の取得が必要です。
日本で取得できる薬膳の資格の最高峰が国際薬膳師です。
国際薬膳師の資格を取得するための試験の受験資格は本草薬膳学院の中医薬膳師講座の修了(=中医薬膳師の資格取得)が必要となります。
本草薬膳学院は中国薬膳研究会が認める日本の教育機構です。
中国薬膳研究会は中国国家中医薬管理局に属する第一級学会として中国民政部に登録している学術団体であり、中国薬膳分野で最高権威機関として格付けられています。
当学院は設立当時より中国薬膳研究会の審査を経て、日本教育機構として認められています。
(本草薬膳学院のサイトより)
国際薬膳師は中医薬膳師のコースを受講・修了し、国際薬膳師試験に合格するとなれる資格なのです。
本草薬膳学院は中国薬膳研究会の教育機構です。
中国伝統医学の普及、食生活の改善、薬膳情報の発信及び生涯学習、中医薬膳師、国際薬膳師(士)、国際中医師の専門人材を育てるための基地として役割も果します。
(本草薬膳学院のサイトより)
国際薬膳師はどんな人が目指している?
国際薬膳師はどのような方が目指している資格なのでしょうか?
管理栄養士や医療機関・介護施設の調理師
料理教室講師や飲食店経営者、調理師
漢方や韓方に興味がある人
家族や身近な方の食事に薬膳を取り入れたい人
受講資格は特にありません。
どなたでも受講が可能です。
タレントの麻木久仁子さんが国際薬膳師を取得され、活動中です。
国際薬膳師と国際中医薬膳師の違い
国際薬膳師と国際中医薬膳師は似たような名前の資格ですが、違いはあるのでしょうか?
本草薬膳学院にて受講
中国薬膳研究会と提携
日本中医学院にて受講
国家中医薬管理局傘下の中国中医薬研究促進会と提携
どちらも中国の組織と提携し、本格的な薬膳を学び、資格を取得できます。
あくまで筆者いちこの私見ですが、、、
☆学校成立の経緯が異なる
本草薬膳学院は薬膳スタート、日本中医学院は中医学スタート
☆教室数と受講形態の違い
本草薬膳学院は東京、大阪、名古屋、広島、福岡で通学可能、通信とオンラインコースあり
日本中医学院は東京通学のみ
※本草薬膳学院にも中医学講座があります。
日本中学院は北京中医薬大学日本校です。
このように書くと、本草薬膳学院イチオシに見えるかもしれません。
筆者いちこは日本中医学院の文化祭に参加したこともあり、お気に入りのスクールです!
本草薬膳学院のオンライン講座の受講感想

筆者いちこが受講したオンライン講座の感想をご紹介したいと思います。

中医学の基礎からみっちり学習
私は薬膳が学びたい!と思っても、まずは中医学の基礎をみっちり学びます。
中医学のボリュームが多く、内容も難しいので挫折しそうになります。
薬膳を理解するには中医学の基礎がとても重要ですので、しっかりと学びましょう。
講師・スタッフともに優しい
通信、オンラインコースともに自習となりますので、分からない点や学習方法を質問したいというときにはどんどん学院に連絡しましょう!
講師やスタッフが丁寧に答えてくださいます。
日本人講師やスタッフは学院卒業生が多いので、受講生に親身になってくれますよ!
やる気があれば1年未満で修了可能
通信、スクーリングともに受講期間は2年間となってます。
国際薬膳師の試験は例年4月に開催されます(※)
受験資格を得るするためには、同年の1月末までに修了が必要です。
学校案内には学習の目安は1,000時間(学習時間の目安は1日2時間、週10時間で1年間)と記載されています。
もちろん、継続的にコツコツと勉強するほうが身に付きます。
私自身は実質3、4か月で修了しました。
受講率10%程度から約2か月で怒涛の如く学習を進め、修了しました。
ダラダラやると結局2年間を費やしてしまうので、ある程度集中的に取り組んだ方が良いと思います。
スクーリング講座申し込みが激戦
通信、オンラインともにスクーリング3日間の受講が必須となっています。
このスクーリングは冬(1月末)、夏(7月末)、秋(10月)開催され、定員(60名程度)が決まってます。
募集開始して間もなく満席になってしまうのです。
受講期間の終了期限が近付いている人は早めに申し込みが必要です。
2018年度までは夏と冬のみでしたが、受講生が増え、2019年度から年3回の開校になりました。
受講料以外の費用が発生
募集要項に記載があると思うのですが、国際薬膳師の資格は中医薬膳師コースを受講しただけでは取得できません。
中医薬膳師オンライン受講料…約17万円(※)
スクーリング費用(受講必須)…81000円
直前対策講座(受講任意)…57000円
国際薬膳師試験料…97000円
※中医薬膳師オンラインコースに申し込んだのが約2年前なので、うろ覚えで恐縮です。
上記の合計は40.5万円となります。
スクーリング、直前対策講座、試験は東京での実施となります。
地方から参加をする場合には交通費と宿泊費用も必要となります。
スクーリングでお会いした方は地方からの参加の方が多かった印象でした。
(国際中医薬膳師の資格取得費用も似たようなものだと思われます)
オンラインでも参考書と問題集は購入した方が良い
オンラインコースを受講した感想です。
好きな時に取り組めるのは良いのですが、通勤時間などにやるには内容が難しすぎます。
受講内容は章などしっかり分けられているのですが、確認テストは該当する章に未掲載の内容があることが度々ありました。
参考書を別途購入して、参照しながら学習をする方が良いと思います。
参考書はこちら。
実習が難しい
中医薬膳師コースには通学、通信、オンラインともにレシピ作成と実習が必須となっています。
これがかなり難しくて、なかなか合格がもらえません。
提出後、採点していただくまでに多少の日数がかかることもあります。
(年末年始など学院の休業日や講師都合などの理由のようです)
受講期間や試験申し込みの期限がぎりぎりの場合、実習再提出の予備スケジュールも考慮に入れて取り組んだ方が良いです。
中医薬膳師コースを修了した感想

受講生の多くが介護や育児を含む家庭や仕事など多忙な中で勉強を進めていらっしゃるので、励みになりました。
私は最初の1年は仕事と家庭が多忙で勉強どころではなかったのですが、2年目は無職となって時間ができたので集中的に勉強を進めました。
(単に期限が迫っていたから、頑張れたというのもあります。)
中医学の分野が難しく、挫折しそうになりましたが、無事に修了することができてほっとしています。
日々の献立作成や体調管理に中医学や薬膳の知識を応用することができるようになりました。
私は料理のプロではないので、自分のレシピに自信がありせんでしたが、、、
講師の方に励まして頂きながら学習を進められました。
2020年の国際薬膳師直前対策講座、試験は新型コロナウィルスの影響より日程が延期されました。
直前対策講座 3月上旬→5月末
試験 4月第2週→7月第1週
今年は直前対策講座と試験が延期となり、学習時間をたっぷりとることになりました。
しっかりと復習をすすめ、試験に臨みたいと思います!
今後は身近な薬膳を研究し、実生活に生かしていきたいと思います!

いかがでしたか?
2021年の国際薬膳師合格を目指して、勉強をはじめてみませんか?
身体に良い食生活に興味が持てた時が薬膳学習をはじめる絶好のタイミングです!
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
以上、いちこでした~。