こちらはTOPIKの中・高級であるⅡにて出題される作文(쓰기・スギ)を短期間で得点アップさせる秘訣をご紹介する記事です。
点数UPに一番効果的だったのが51番と52番の対策を徹底することでした。
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TOPIKの作文問題を一通り勉強したことがある方
TOPIKⅡを未受験または作文問題の学習を一度もやったことがない方は、まずはどんな問題が出るのか把握してみてください!
この記事ではまず、TOPIKⅡの作文問題はなんぞや?というところから解説していきます。
TOPIKⅡの作文問題
TOPIKⅡはTOPIKⅠでは出題されない記述式の作文問題が出題されます。
(作文が得意という人は見たことがないですね…)
各設問や配点は次の通りです。
問題 番号 | 出題ポイント | 配点 |
51 | メール、掲示物、レビューなど(丁寧語、敬語) 穴埋め2か所 1~3文節 | 10点(各5点) |
52 | ある事象の解説文(文語体) 穴埋め2か所 1~3文節 | 10点(各5点) |
53 | 調査・グラフ問題 2,3点のグラフや原因・展望箇条書き 200~300字の記述 | 30点 |
54 | 問題の説明文と設問(3個)が提示 600~700字の記述 | 50点 |
作文の配点は聞き取りや読解と同様に100点ですが、平均点が30点台となっています。
(他の聞き取りと読解の平均点は50~60点台)
日本人受験生はリスニングと読解の点数が良いのですが、作文の点数が低い傾向にあるそうです。
最上級の6級合格者(230点以上)も聞き取りや読解が90点以上であるのに対し、作文が50点台という人は珍しくありません。
70点台が取れれば申し分のない高得点ということになるのではないでしょうか?
そこで、まずは60点台後半を目指して頑張りましょう!
目標得点の内訳
目標点数が65点だとすると、51番~54番の目標点数内訳は次のように考えると良いです。
51番+52番で17点
53番で25点
51~53番で合計42点。
54番で23点(50点満点の半分)
51番と52番は3完(5点)+1部分点(2点)を想定してみました。
54番はTOPIK公式で得点の内訳が公表されています。
(多くの問題集に詳細が掲載されているので、ご確認してみて下さい)
実際は多くの受験者が低または中の評価で誤字脱字での減点が多く、点数が伸び悩むように思います。
作文問題の攻略順
作文問題は4問出題されますが、51番が一番簡単というわけではありません。
筆者いちこの経験によると、攻略順は次のようになるように感じています。
53番 ⇒ 52番 ⇒ 51番 ⇒ 54番
上記はあくまで私の主観です。
人によっては52番と51番の順序が入れ替わるかもしれません。
次からは各設問の攻略方法をご紹介します!
53番の攻略方法
53番の通称グラフ問題は問題文に書かれている内容をある法則に従って書けばOKです。
この法則はパターンがあります。
そのパターンを覚えれば考えずに書き写すかの如くかけるようになります。
書きなれれば、53番は30点中22~26点は確実に取れます。
52番の攻略方法
52番は問題文の中で解答箇所と対になるような部分があることが多いです。
対になるのは同じ意味または文法や表現を使っている、またはそれらの反対の意味だったりします。
比較的法則を見つけやすいので、個人的には51番より解答しやすいように思います。
52番は生活に身近な内容かつちょっと理系の内容が多いように思います。
昆虫やミツバチ&はちみつ等が良く出題される印象です。
メインのテーマの単語が分からないこともありますが、法則に従って解答できる可能性が高いので諦めずに書いてみることが大切です。
どうしても分からない時、袋小路に入ってしまうことがあります。
そんな時は割り切って52番で時間を使わずに53番または54番に時間を充てる方が点数が取れます!
51番の攻略方法
51番は日常生活または学校生活(たまに職場)でよく目にするメールや掲示物(案内や注意)、レビューが出題されます。
また、51番は目上の方への敬語や丁寧語が問われている場合が非常に多いです。
これらは、韓国で生活している留学生ならよく見かける文章なのですが…
日本での学習者にとっては目にする機会がなく、何を書けばよいのかはじめは全く見当がつかないんですよね。
そこで、51番についてはおすすめの問題集で問題を解きまくるのが良いと思います。
54番の攻略方法
54番は配点が50点と非常に高いのですが、高得点を取るのがなかなか難しいです。
54番における一番の攻略方法はこちらです。
書き方に慣れて600字以上で書き切ることができれば、私の経験上20点は取れます。
もちろん高級の文法表現や語彙の使用方法をマスターすれば、点数UPは可能です。
ですが、かなり時間がかかりますので短期間の対策は難しいです。
そこで、51~53番の対策を仕上げて40点程度を確保するのが最も効率よく短期間で得点UPが狙えると私は実感しました。
これは、目標得点の内訳でご紹介した内容です。
54番を書き切るためは問題形式に慣れることが必要です。
そこで、51~53番の対策を優先させつつも54番を実際に書いて練習することをお勧めします!
54番の過去問はこちらの記事でご紹介しています。
次のページでは作文問題51番、52番の対策に超おすすめな書籍をご紹介します!
(もちろん、53番と54番の対策もバッチリ行えます!)