韓国語学習者には実力試しの機会としてTOPIK(韓国語能力試験)を受験する方が多いのではないかと思います。
日本では年3回(2023年は急遽11月も実施決定)でしたが、2024年は試験回数が増えるかもしれません!
韓国教育部が「2024年よりTOPIK(韓国語能力試験)の国外受験回数が2倍に増加決定」というプレスリリースを発表しました。
プレスリリースの発表内容
プレスリリースの発表はこちらです。
2024年度施行計画で最も大きく異なる点は国外試験施行回数拡大で、2023年4回から2024年には最大8回まで増やす予定だ。
また、2024年には筆記での試験(PBT)の場合は90カ国以上、パソコンを使ったオンライン試験(IBT)の場合は3回にわたって10カ国まで徐々に拡大する計画だ。
コロナ前(~2019年)はタイやベトナムでは年4回試験が実施されていましたが、コロナ後は韓国以外では年3回の実施のようです。
2024年のTOPIKスケジュールがまだ発表されていませんが、年5回または年4回実施の国が出てくるのかもしれませんね。
韓国留学需要が多い国で増やす
教育部では「ベトナム、インドネシア、インドなど留学需要が増える国家中心に国外試験を大幅に拡大し、国内で留学したい学生が韓国大学に入学することに問題がないように徹底的に対応する」とのことです。
ちょっと古いんですが、教育部の2020年のデータでは、TOPIK受験者数ランキングはこちらになります。
第1位 | 中国 |
---|---|
第2位 | ベトナム |
第3位 | 台湾 |
第4位 | 日本 |
第5位 | タイ |
韓国留学経験のある筆者いちこの体感ではこのランキングと留学生の数は比例しているように思います。
インドネシアとインドはランキング対象外なのですが、インドネシアからの留学生は確かに多いように思います。
コロナ前はタイやベトナムでは年4回試験が行われていました。
ただし、試験会場数は圧倒的に日本の方が多かったです。
最近のタイでのTOPIK試験は首都バンコクの会場が早々に定員に達して締め切りになることがあるようです。
タイでのTOPIKを告知している韓国文化院のフェイスブックページには申し込みができなかった受験希望者から辛辣なコメントを見かけます…
やはり、韓国語学習者と韓国留学希望者が世界各地で増加しているのだと思います。
TOPIK受験の韓国遠征ってどうなの?
日本でのTOPIK実施回数が少ないのなら、いっそのこと韓国での受験を検討される方がいらっしゃるかもしれません。
受験できます。
ただし、受験料の支払ができる方に限ります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
韓国国内だって深刻な不足
実はTOPIK受験生が増えているのは韓国外だけではありません。
韓国内もTOPIK受験希望者が増えているのです!
語学堂在籍者は学びの成果としてTOPIK受験を志望するのはもっともなことです。
韓国でのTOPIK受験会場は全国各地に多数設置されています。
ですが、会場が多くても受験生も多いんです。
韓国での申し込みは「先着順」です。
韓国の教育界って「先着順」が大好きでして、日本のような抽選は聞いたことがありません。
申込開始日の開始時間10時に申込サイトにアクセスしても…
申請待ち人数が数千人はザラです。
そして、1時間~1時間半程度待たされます…
申込を完了させるためには↓こちらの記事↓で紹介しているチケッティングスキルが必須です
アクセス中に原因不明な理由で申請がストップしてしまうことも少なくありません…
アクセスが集中し過ぎてサイトが落ちたこともありました。
申込開始は火曜日10時からで、語学堂の授業時間中です。
TOPIK申請の為に語学堂の授業を休んでしまう学生もいて、問題になっているそうです。
(余談ですが、在籍者が多い語学堂は個別に団体受験を設定するべきだと思います。)
私のようにTOPIK受験のために遠征する人は少なくありません。
外国での受験回数増加は良いことなのですが、まず韓国内の受験回数や会場の増加を行うべきです。
韓国に近い福岡あたりの日本へ遠征しているTOPIK受験生はいるんじゃないでしょうか?
日本でのIBT試験実施の可能性
IBTは韓国で2023年より実施されており、教育部によると2024年には10か国で導入予定とのことです。
IBTは日本ではまだ実施されていませんが、2024年は実施されるのでしょうか?
個人的には、海外での最初の導入国に日本が選ばれる可能性が高いように思います。
韓国に近い
ネット環境が整備されている
ただし、日本で導入されるとしても全国一斉ではなく、東京や大阪など都市部のみの開催になるように思います。
大都市以外での実施の場合、民団会館の会議室など小規模な実施となっているためです。
そういえば、留学などでTOPIKのスコア提出が求められる時、PBTだけではなくIBTも認められるのでしょうか?
IBT導入初期には、確認が必要になるかもしれませんね。
まとめ:日本はどうなる?
2023年11月の日本での追加実施は8月ごろに急遽発表されました。
今思えば、追加実施による受験者数の調査していたのかもしれません。
SNSを見る限り、応募者はそこそこ多かったようです。
なので、2024年は実施回数が増加になるのではないかと思います。
2023.11.13追記
2024年のTOPIK日程が発表されました。
今のところ、日本では3回実施のようですね。
ベトナムは年5回実施だそうで、うらやましいですね…。
留学の出願期間は大学によって異なると思いますが、初夏~初秋のところが多いように思います。
それであれば、留学生向けに追加するのなら11月よりも5月の方が良いように思いました。
試験回数のバランスを見るのであれば1月末が良いように思いますが、日本では入試シーズンあたりますので、難しそうです。
そうなると、11月の追加の可能性が一番高いのかもしれませんね。
受験回数が増えることを期待したいと思います!
いかがでしたか?
TOPIKの受験回数が増えるのは嬉しいことですよね。
これからも韓国語学習を頑張っていきたいと思います!
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
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