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【韓国最高峰ハルラ山(漢拏山)登山前に必読】入山事前申請の運用開始

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

韓国の最高峰ハルラ山では2020年より入山の事前申請が導入され、現在では義務化されています。

筆者いちこ
筆者いちこ
ハルラ山の登頂経験がある筆者いちこがハルラ山について詳しく解説します!
お知らせ

こちらの記事は初出から4年が経ち、状況が変化しつつあります。
2024年2月、一部加筆修正を行いました。

2023年現在、ハルラ山登山には事前予約が必要です。

詳しくみてみる(日本語)

※この記事はプロモーションを含みます。

漢拏山(ハルラ山)とは?

済州島は韓国では「韓国のハワイ」と呼ばれる温暖なリゾート地です。
ハルラ山(漢拏山)はそんな済州島の中心部にあり、標高1950メートルの韓国最高峰です。

日本で同程度を持つ標高の山

屋久島・宮之浦岳(1936メートル)
長野・雨飾山(1963メートル)
新潟・巻機山(1967メートル)

筆者いちこ
筆者いちこ
緯度がそれほど高くない割には季節風の影響を受けてハルラ山では冬は雪が積もります。

ハルラサン登山の難易度は?

ハルラ山の登山コースは迷いようがないほど整備されています。

筆者いちこ
筆者いちこ
コースタイムが長いので、ハルラ山登山には体力が必要です。

登山往復の目安が8時間~9時間です。

ココがポイント!

首都圏近郊の場合、丹沢塔ノ岳や奥多摩川苔山での登山と同程度の体力が必要となります。

ハルラ山は天気が変わりやすく、雨が良く降るところです。
台風が済州島周辺を通ることもありますので、最新の気象状況を把握することが必要です。

ハルラ山の登山コース

ハルラ山の登山コース(探訪路)は5つあります。

ハルラ山の登山コース

①城板岳登山路(※1)
②観音寺登山路(※1)
③オリモク登山路(※2)
④霊室登山路(※2)
⑤トンネコ登山路(※2)

(※1)互いに通じているルート。1920メートルまで登れる
(※2)互いに通じているルート。1700メートルまで登れる

(※1)と(※2)の縦走と山頂の立ち入りは不可です。

ココがポイント!

2024年2月現在、登山可能なコースは城板岳コースと観音寺コースのみです。

城板岳コースと観音寺コースを詳しくご紹介します。

城板岳コース

城板岳は韓国語でソンパナクと読みます。

城板岳コースは頂上(東陵=白鹿潭1920メートル)まで登ることができます。

城板岳コースの特徴
  • 漢拏山登山コースの中では最長9.6㎞。往復19.2㎞。
  • 一般的な登山時間は片道4時間30分。
  • 城板岳登山路は登り一辺倒で階段があるコース
  • 観音寺コースからも下山可能
  • 登山口まで路線バスでアクセス可能
  • 夏はスズメバチに注意
  • ロングコースなため体力が必要
    (グループ登山が推奨されている)
登山コース等級

登山案内所 -A- ソッ畑 -A- サラ岳泉-B- ツツジ畑待避所 -C- 頂上(白鹿潭)

※韓国では 難易度 – A:難, B:並, C:易と表記されますが、日本風にA:容易、B:普通、C:難と書き換えています。

観音寺コース

観音寺登山路はアップダウンがあるコースです。

観音寺コースは(白鹿潭=東陵1920メートル)まで登ることができます。

観音寺コースの特徴
  • 登山コースは8.7㎞。
  • 一般的な登山時間は片道5時間。
  • アップダウンがあるコースで主に下山時に利用
  • バス停から登山口まで徒歩20分

 

城板岳コースに比べて観音寺コースは本格的な登山コースです。
岩場はありますが、難易度は高くありません。
鎖場はありません。

登山コース等級

登山案内所 -B- 耽羅渓谷 -C- 三角峰待避所 -A- 龍鎮閣 -C- 頂上(白鹿潭)

筆者いちこ
筆者いちこ
私は観音寺コースで登りましたが、かなりきつかったです。

下山での利用が推奨されています。
日本の登山をする方には城板岳コースの階段を下りに使う方が楽だと思いますが…

ハルラ山登頂時の注意事項

韓国の登山は日本とは異なるルールが存在します。

入山制限時間がある

ハルラ山登山で一番注意しなければならないのは入山制限時間が決まっているという点です。

ハルラ山には山小屋がありません。
当日登山を原則とし、日没前に下山が完了できるように季節ごとに入山時間を決められています。

入山規制時間はこちらです。

区分登山コース別規制ポイント冬季
(11月~2月)
春(3,4月)秋(9,10月)夏季
(5~8月)
入山城板岳
コース
登山口6時~12時5時半~12時半5時~13時
ツツジ畑待避所12時12時半13時
観音寺
コース
登山口6時~12時5時半~12時半5時~13時
三角峰待避所12時12時半13時
下山東陵頂上13時半14時14時半
私の経験談

9月に登ったので5時半少し前に登山口に到着しましたが、多くの登山客が登山口で既に待機していました。

待避所には「〇時までに通過してください」という案内板があります。

2014年当時はたまに制限時間を無視して登っている人も見られましたが…
今は厳格に運用されているようですので、しっかりと守ってください。

その他の注意点

その他の主な注意点をご紹介します。

夜間登山ならびに山中での野営等は禁止(*1)
火器の使用禁止。
待避所の売店は廃止
観音寺コース入口に売店有(*2)
使い捨てお弁当の搬入禁止(*3)
飲酒行為の禁止(*3)

*1 漢拏山国立公園で野営と炊事が可能な場所は観音寺地区の野営場のみです。

*2 2014年は城板岳コースの中間に売店があってカップラーメンなどが販売されていましたが廃止となったようです。

*3私がハルラ山に登った2014年は山頂でマッコリを飲んでいる人が見られましたが、今は禁止となっています。

また、使い捨てお弁当の搬入禁止はツアー主催者がお弁当を持ち込んで廃棄したのが問題になったのではないかと思います。

ハルラ山の入山予約ページには注意事項が他にも沢山書かれています。

登山道のみを歩く、動植物を採取しない、ゴミは持ち帰る、登山の装備をしっかりと準備するなど登山の基本ルールが多いので本記事では割愛します。

注意事項を詳しくみてみる(韓国語のみ)

次のページでは事前申請を解説します!

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ABOUT ME
iticooo
横浜育ち、マレーシア ペナンでの2年弱の駐在妻生活とソウル交換留学の経験有。 TOPIK6級・TOEIC825点 訪韓60回、訪台8回など海外旅行回数は100回を超える。都内を中心とした食べ歩き、国内旅行、登山を愛する。左利き。
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