先日、目にしたのが「ハルラ山登山 事前申請のテスト運用開始」のニュース。
済州島は新型コロナウィルスの影響で観光客が激減しているそうで…
2020年2月13日より事前予約申請のテスト運用は中止されています。
再開されましたら、改めて告知します。
ハルラ山とは?
ハルラ山(漢拏山)は済州島にあり、標高1950メートルの韓国最高峰です。

済州島は韓国では「東洋のハワイ」と呼ばれる温暖なリゾート地ではありますが、ハルラ山では冬は雪が積もります。
長野・雨飾山(1963メートル)
新潟・巻機山(1967メートル)
ハルラ山の登山コース
ハルラ山の登山コース(探訪路)は5つあります。
①城板岳登山路(※1)
②観音寺登山路(※1)
③オリモク登山路(※2)
④霊室登山路(※2)
⑤トンネコ登山路(※2)
(※1)互いに通じているルート。1920メートルまで登れる
(※2)互いに通じているルート。1700メートルまで登れる
(※1)と(※2)の縦走と山頂の立ち入りは不可です。
城板岳登山路と観音寺登山路のコースタイムは登りが約5時間、下りが約3時間半となっています。
登山往復の目安が8時間~9時間です。
城板岳登山路は登り一辺倒で階段があるコースです。
登山口まで路線バスでアクセスできますので、一般的かと思います。
観音寺登山路はアップダウンがあるコースです。
登山口まで公共交通機関はありません。


こちらは観音寺コースです。
(※2)のコースはコースタイムが短いため、韓国人には人気のコースです。
筆者いちこを含め、日本人でこのコースを登ったという人は聞いたことがありません。
なぜなら、多くの日本人登山者の目的は韓国最高峰登頂のことでしょう。
ハルラ山の中でも少しでも高い頂上に到着したいんですよね。
西帰浦に宿泊するのであれば、登ってみるのも良いですね。
夜間登山ならびに山中での野営等は禁止。
上記に関連してコース待避所通過に制限時間が設置されている。
火器の使用禁止。
待避所での飲み物・食べ物の販売は休止中。

事前申請の概要
事前申請の概要を和訳してみました。
【ハルラ山国立公園 探訪予約制 試験運用案内】
日本語向けに少し意訳してあります。
探訪予約制試験運用区間
城板岳(ソンパナク)コース・観音寺コース~白鹿潭頂上
※事前予約テスト運用中は城板岳コース、観音寺コースともに事前予約が必須
一日当たりの定員
城板岳(ソンパナク)コース:1000名
観音寺コース:2000名
登山1回ごとに予約が必要
運用期間
2020年2月~12月
予約方法
インターネットまたは電話にて
ホームページおよび代表電話は1/2オープン
予約定員以下の場合は現場発券も可能
氏名、居住地域(市、道)、連絡先など簡単な事項を入力
予約時期
登山実施月の前月1日より予約受付
団体は1申込で10名まで可能
事前予約方法を解説します!
①予約登録
(1)事前予約
インターネットまたは電話で予約番号およびQRコードを受信
(2)現場予約
登山口の無人ゲートにてQRコードを受信
②登山口の無人ゲートにQRコードをかざし、入場
③登山を楽しむ
④下山時に無人ゲートにQRコードをかざし、退場
インターネットでの事前申請はハルラ山国立公園のサイトから行います。
機械翻訳なので一部怪しい日本語が見られますが、日本語で予約が可能です。
予約サイトのアクセスしてみた
予約にはSNS認証または非会員認証が必要です。
SNS認証にはNaver、カカオトーク、Google、Facebook、百度、LINEがあります。
1月9日現在準備中のようです。
非会員認証はメール、携帯電話での認証番号送付があります。
携帯電話での認証番号は届きませんでした。
※マレーシアの携帯電話番号で実施しましたので、日本の携帯電話番号では試しておりません。
メールでは認証番号を受信できました。
日本のメールアドレスで入力する場合は直接入力(직접입력 )を選択してください。
観音寺コースには空きがありました。
観音寺コースより城板岳コースの方がアクセスしやすく、歩きやすいので人気が殺到したのかもしれません。
冬山シーズンでも登山者が多いようですね。
筆者いちこは夏山登山者の方が圧倒的に人数が多いと予測します。
おそらくですが、夏山シーズンの週末は事前予約で定員に達しそうです。
当日予約は難しい可能性が高いです。
事前申請テスト運用中のハルラ山登山の事前予約は必須!
事前予約制の目的
この事前予約制の目的はどんなものなのでしょうか?
筆者いちこ的に予想してみました。
環境保全より人数制限
ハルラ山は韓国最高峰です。
韓国人には登山好きが多いので、ハルラ山は込み合います。
こちらは9月上旬の平日の白鹿潭(山頂)の様子。

平日でも込み合っていました。
山頂エリアは比較的広いのですが、お昼時は座る場所を探す必要があるほど込み合います。
当然のように、記念撮影も順番待ちです。

無制限に入山を許可すると、自然環境が悪化する可能性があります。
1000人または2000人と制限することで環境を保護することができます。
このような入山制限の取り組みは世界各国で行われています。
例えば、台湾最高峰の玉山も事前予約制をとっています。
抽選は高倍率であり、近年は拍車がかかっているようです。

登山者の把握
ハルラ山はコースタイムが長い山です。
従来より、「待避所には〇時までに通過してください」という案内板があります。
たまに制限時間を無視して登っている人も見られます。
ハルラ山の登山コースは迷いようがないほど整備されていますが、万が一の遭難に備えてあらかじめ入山者を把握したいのかと思います。
今後のハルラ山登山で気を付けたいこと
事前予約制のテスト運用を踏まえて、気を付けたいことをご紹介します。
通信環境の確保
入場ゲートでQRコードを提示するためにはスマートフォンなど携帯電話が必要になります。
プリントアウトしたQRコードでも読み取れるかと思いますが、スマホは持参した方が良いでしょう。
韓国でスマホを使用するためには韓国SIMの用意またはWifiのレンタルが必要になります。
SIMはAmazonが圧倒的に安いですよね。
wifiならグローバルWifiがおすすめです。
韓国向けでは1日当たりのレンタル料金が200円以下という驚愕の価格設定があります。
筆者いちこが登山したときは登山口の電波状況はそんなに良くはなかったのですが、、、
改善されたのでしょうか?
ちょっと不安です。
テスト運用なので、試行錯誤はありそうですが、、、
いかがでしたか?
2020年のハルラ山登山は事前予約が必須ですね!
韓国での登山は日本の山とは違った魅力があり、楽しいですよ。

本日もお読みくださいましてありがとうございました。
以上、いちこでした~。
<src=”//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js”>