マレーシア・ペナンに来てハマったのが肉骨茶(バクテー)。
漢方的な香りがあって濃厚な味わいのスープがクセになります。
※来春には国際薬膳師試験を受験予定です
肉骨茶(バクテー)とは?
バクテー(肉骨茶 Bak Kut Teh)とはどんな料理でしょうか?
ぶつ切りの豚あばら肉(皮付き)や内臓肉を、漢方薬に用いる生薬と中国醤油で煮込んだ料理で、一般的には土鍋で供される。前述の食材に加えてレタス、きのこ類、湯葉、厚揚げや油条(中国式の揚げパン)などが用いられることもある。生薬にはスターアニス(大茴香)、シナモン(桂皮)、クローブ(丁子)、コショウ(胡椒)、ニンニク(大蒜)などがよく使われるが、他にも多様な組み合わせがある。スープは醤油ベースの深い褐色、あるいはコショウを効かせた澄んだものの2系統がある。(中略)
クアラルンプール近郊の港町クランは発祥の地として知られ、店も多い。一方でシンガポールが発祥の地であると主張される場合もあり、海南鶏飯(チキンライス)と共にマレーシア人・シンガポール人の間で発祥を巡り論争となっている。
(Wikipediaより引用)
上記を補足すると…
いわゆる「お茶」ではありません。
※マレーシアにはスープなしのドライバクテーがあります。
日本でバクテーというとシンガポール風が一般的なように思います。
マレー料理店ではマレーシア風バクテーを味わうことができます!
漢方食材が多数使われたバクテーはまさに医食同源。
豚肉でビタミンB1やコラーゲンも摂取できます!
マレーシアで作ってみた!
マレーシアではバクテーの素がスーパーで多数売られています。
今回はこちらのA1肉骨茶を使用しました!
A1肉骨茶はマレーシアでも定評のある素です!
実際に作ってみたのがこちら。
骨付き豚肉
ニンニク
生姜
人参
高野豆腐
オクラ
長ネギ
胡椒
醤油
唐辛子
オクラや長ネギは現地のバクテーに入っています。
高野豆腐、人参は私のアレンジです。
大同電鍋を使って簡単に煮込みました。
野菜から水分が出たので、マレー風とシンガポール風の中間的な優しい味わいに仕上がりました!
ペナンのバクテーは他の地域よりも甘みが強く、味が濃いようです。
唐辛子は無くてもOK
オイスターソースや中国醤油を使うとコクが出ます。
調理中、漢方臭がキッチンに漂います。
日本で作るのなら、きのこを入れるのがおすすめ!
(ペナンではなぜか日本産きのこが売られていて、高いのです)
バクテーは素と豚肉があれば簡単に作ることができますので、おすすめです!
A1肉骨茶の材料を分析!
A1肉骨茶にはどんな材料が使われているのでしょうか?
身体を温める温性、甘味や辛味の食薬が多数使われています。
寒い時には身体を温め、暑い時は発汗を促して夏バテ予防の効果がありますね!
マレーシアでは寒いということはありませんが、エアコンの効き過ぎによる冷えを感じることがあります。
他のバクテーの素では枸杞やナツメが入っていることが多いように感じます。
お好みで枸杞やナツメを足しても良いかと思います。
芫荽って香菜(=パクチー、コリアンダー)のことなんですね。
パクチーは色々な呼び方があります。
A1肉骨茶は日本では少々高いですね。
(マレーシアでは200円程度で販売されています)
値段が高くはないバクテーの素は食薬数が少ない
シンガポールバクテーの素で500円~700円程度で市販されているものもあります。
安いものは食薬の種類が少なく、ガーリックエキスなど化学調味料が入っているようです。
薬膳っぽさを追求する場合は人工的な添加物が少ないものを選びましょう。
Amazonで購入するなら、こちらの商品もおすすめです。
A1とは原材料が一部異なりますが、漢方食材がばっちり入っています!
玉竹
党参
甘草
古月粒(胡椒)
泡参
元茜米(香米?)
川芎
小茴香(フェンネル)
花椒
熟地
塩、砂糖、調味料
元茜米は調べてもよくわかりませんでした…
芫茜は香菜(=パクチー、コリアンダー)を指すのですが、「米」が付くと調べても分からず…
バクテーを東京で味わうには?
バクテーを東京で味わえるお店をご紹介します!
上記でご紹介した五反田「ちりばり」と荻窪「馬来風光美食」
ズバリ「肉骨茶」というお店が東京・十条にあるようですね。
いかがでしたか?
薬膳のバクテーをぜひ作ってみてください!
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
以上、いちこでした~。