最近、在宅時間が増えて料理をする機会が増えたり、料理に関心を持つ人が増えていますよね。
なかでも未病を防いで体の不調を改善する薬膳に関心を持つ人が増えています。
特に女性誌では毎月のようにどこかの雑誌で薬膳特集が組まれるようになりました。
ですが、こんな方も多いのではないでしょうか?
薬膳について何も分からなかった私を中医薬膳オンライン講座の受講に導いてくれた書籍をご紹介します。
- 薬膳に興味があるけど難しそうと思っている
- 勉強してみたいけど、資格スクールの料金に躊躇している
- 薬膳の基本をかじってみたい!
※掲載している料理写真は本で紹介されているレシピではありません。
薬膳の概念から外れている書籍もある
記事の冒頭から強烈な見出しですが、予め皆さんにお知らせしておきますね。
薬膳とは中医学の理論に基づいて食材や中薬を使って調理(中医薬膳学)した食事のことです。
本来は身体に良い食事という意味だけではありません。
それでは、薬膳は中華料理だけなの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんなことはありません。
和食もありますよ!
最近は各国料理の薬膳(フレンチ薬膳、イタリアン薬膳)も人気があります。
おすすめの本は「薬膳の基本」
現在、中医薬膳師&国際薬膳師試験勉強中の筆者いちこがおすすめする書籍は「薬膳の基本」です。
「薬膳の基本」とはどんな書籍?
「薬膳の基本」とはどんな書籍なのでしょうか?の
書籍の中身を簡単にご紹介します!
本草薬膳学院で採用の教科書
著者の辰巳洋さんは本草薬膳学院の院長でして、中医師であり、中医薬膳学の第一人者です。
「薬膳の基本」は本草薬膳学院の授業で参考書として使用されています。
授業での調理実習では「薬膳の基本」のメニューを作りました!
なぜかというと、他の参考書は内容が充実しているので分厚いのですが、「薬膳の基本」は全206ページとコンパクトな方なのです。
「薬膳の基本」の特長
「薬膳の基本」の特長をご紹介します!
中医学に基づいた本格的な薬膳
「薬膳の基本」には100の薬膳メニューと20の薬膳茶のレシピが掲載されています。
献立はご飯、主菜、汁物、副菜、デザートで構成されたフルコースなのです!
コース仕立ての薬膳メニューを紹介している薬膳本は貴重だなと思います。
すぐに作ってみたくなるレシピが満載
「薬膳の基本」は、料理や食材、中薬の写真が沢山あるので眺めていて楽しい本です!
食材・食薬の持ち味を生かしたレシピが多いので、調理方法は蒸す、炒める、煮込むなどシンプルな工程が多いです。
裏ごし、揚げる、飾り切りなどの複雑な作業はほとんどありません。
材料も手に入りやすいレシピも多数掲載されています。
例えば、、、
「こんにゃくの炒め物」や「大根とグリンピースの煮込み」は冷蔵庫にあるものやスーパーで簡単に買える材料で作れるレシピです。
手軽に始められる薬膳茶レシピが豊富
薬膳の食事メニューは食材と中薬の組み合わせや調理方法などが意外と難しいものです。
その点、薬膳茶は身近な材料を使って煎じる(煮出す)だけなので、気軽に試すことができます。
「薬膳の基本」には季節や症状に合わせた薬膳茶のレシピが多数掲載されています!
レシピはかなりの薄味
このタイトル、人によっては短所では?と思われるかもしれません。
薄味というのは食材・中薬の持ち味を生かしている証拠だと私は思います。
日頃の食事は味が濃いメニューも多いので、体調を整える薬膳は薄味が効果的なのです。
私は薄味好きなのであえて特長としてご紹介させて頂きます。
「薬膳の基本」の残念なところ
「薬膳の基本」の良いところだけではなく、残念なところもご紹介します。
料理写真がイマイチ
例えば、、、
アップで撮影しているので、お皿がはみ出しています。
撮影時に照明をたいてないのか、レタッチしなかったのか、写真の色も良くありません。
レシピ本はここ10年くらいで写真の構図やレイアウトが変化しています。
例えば、インスタグラムなどで1:1のサイズが一般的になったという理由がありそうです。
「薬膳の基本」は初版が2008年なので最近の料理関係書籍のトレンドから外れているのかもしれません。
とはいえ、「薬膳の基本」は薬膳の解説が添えられたレシピが沢山掲載されています!
美味しくなさそうなレシピもある
筆者いちこはマレーシアでの生活経験があり、アジア料理全般を好んで食べるタイプです。
そんな私でも「薬膳の基本」に掲載されているレシピは日本人の味覚には合わなそうなレシピもあります。
中医薬膳学では味や見た目も重要だと言われています。
あくまでも日本人の味覚には合わなそうと理解することが必要なのかもしれません。
もしかしたら、今まで食べたことがない組み合わせが身体に良く意外と美味しいかもしれませんね!
私は自分で実際に作ってみたメニューをチェックしたり、調理のポイントなどを書き込みながら愛用しています!
皆さんも「薬膳の基本」掲載メニューをぜひ作ってみてください!
いかがでしたか?
これから薬膳を学んでみたい方はまず「薬膳の基本」を手に取ってみることをおすすめします!
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
以上、いちこでした~。