現在はマレーシア・ペナンで生活中のいちこです。
ペナンにいるときは基本的にひきこもり生活なので自炊中心の食生活となります。
Wet Market(=市場)のチキン屋さんでは丸鶏も売っているんです!
一度作ってみたいと思っていたのは、、、
韓国料理のタッカンマリ(鶏一羽鍋닭한마리)です。
タッカンマリとは?
タッカンマリを漢字で表記すると鶏一羽鍋になり、まさしく鶏一羽が丸ごと入った料理です。
ソウル東大門市場近くにはタッカンマリ横丁があります。
韓国人よりも日本人の方が良く知っていると言われるほど、日本人観光客に大人気の料理です。
筆者いちこも大好き!
韓国料理の中で好きな料理を聞かれたら、「タッカンマリとケジャン」と答えております。
ソウルでおすすめのタッカンマリ屋さんをご紹介しています。
よろしかったらお読みください。
タッカンマリは本場じゃないとなんか違う
タッカンマリは日本最大のコリアンタウンである新大久保にある食堂でも食べることができますし、東京の他の地域でも出しているお店はあります。
ですが、、、
味が何か違うのです。
こんな点が異なるのではないかと、、、
鶏のクオリティが良くない
鶏以外の具材(ニラやジャガイモ)が多い
日本では鶏をまるごと1羽使う機会が少ないので、流通量が多くはありません。
流通していても、タッカンマリとして使用するには大きすぎるのだそうです。
タッカンマリのレシピに手羽先と鶏モモ肉を組み合わせたものがあります。
スープに染み出てくるコラーゲンの量は異なるのか本場とは味わいが異なります。
ソウルのタッカンマリは野菜の具材は多くはなく、長ネギとジャガイモが少々入っている程度です。
日本のお店のタッカンマリは鶏肉と他の具材が同量近くになっていることも多いのが筆者いちこは不満でした。
東京からでもソウルへのフライトは2時間半。
比較的気軽に行くことができます。
現在いちこがいるマレーシア・ペナンから韓国は乗り換えが必要なうえ、8時間以上かかります。
韓国料理を気軽に食べられない環境
上記のように、現在筆者いちこは韓国料理を気軽に食べられない環境におります。
ペナンにも韓国料理店はありますが、タッカンマリは無いに違いない…
そんな状況なら、、、
自分で作ればいいんだ!
と気づいた。
韓国料理ならではの食材や調味料が必要な料理は多いのですが、タッカンマリは丸鶏さえ入手できれば他に特殊な材料は必要ありません。
今まではチキン屋さんで胸肉や手羽先を購入してみましたが、思い切って丸鶏を買ってみることにしました。
丸鶏のオーダー方法とレシピ
マレーシアのWet Market(=市場)では欲しい部位を買いたいグラム数や個数を伝えて購入します。
(部位については特に指定せず)
カット方法を細かく指定する人が多いです
筆者いちこ夫婦が通うWet Marketでは日本語も一部通じますが、まさかタッカンマリは通じないでしょう…
そこでこんなリクエストをしました。
足はカットして欲しい
頭はいりません
本来のタッカンマリは足は煮込んでから食べる際にカットします。
現在の自宅にあるお鍋に入るか不安でしたし、足のカットはかなり力がいるのでお店で切ってもらいました。
他の部位と合わせて購入したので、丸鶏単体の値段が分かりませんでした。
おそらく20RM(約500円)程度かと思います。
余談ですが、中華料理では鶏の頭は大変素晴らしい出汁が出ると言われているそうです。
タッカンマリの作り方
レシピは韓国人Youtuberを参考にさせて頂きました。
- 胴体の軟骨に沿って切り身を入れる。
(硬くないので、キッチンバサミと包丁で切れます) - 鶏肉を良く洗って内臓や血合いを丁寧に取り除く
特に胴体の内部を丁寧に洗いましょう - 鍋に鶏肉と長ネギの青い部分、生姜を入れ、火にかける。
沸騰すると灰汁が出てくるので丁寧にすくう。
1時間程度弱火で火にかける - スライスしたジャガイモ、長ネギの斜め切り、ニンニクを入れる。
塩、胡椒をして、鶏肉が柔らかくなるまで煮込む
※水分が減ったら途中で足します。 - 煮込み時間でタテギを作る。
唐辛子、ニンニクすりおろし、醤油、お酢を混ぜ、少々固めのペースト状にする。
ニラを4~5センチ幅に切り、上記とお好みの量を混ぜる。
※いちこ宅では中国黒酢(陳皮や砂糖、食塩入り)を使用
工程はこんな感じ。
恐竜の頭みたいですね。
煮込んでいきます。
すっかり柔らかくとろとろに煮込めました!
タテギにごま油やマスタードを混ぜたり、唐辛子を入れないなど、色々とアレンジができます。
丸鶏を灰汁を取りながら煮るのが基本です。
あとの工程は適当にやっても美味しくできると思います!
実食:ペナンでタッカンマリ
早速、頂いてみました!
自分で味付けをしたので、いちこ好みの薄味に仕上げることができました!
かなり柔らかくて骨から身がするりと外れました。
お肉がしっとりとしていて柔らかったです!
タッカンマリ専門店も冷凍のお肉を使っているのか、身が固く引き締まっていることがあります。
ソウルのお店で食べるよりも美味しかったような…?気がしました!
夫婦2人であっという間に鶏一羽を完食しました!
〆には日本のうどん(乾麺を下茹で)を投入。
久しぶりにタッカンマリを味わいました!!!
調理前はどうなるかな?と思いましたが、大成功でした!
煮込む時間はかかりますが、調理は簡単です。
タッカンマリは丸鶏さえ入手できれば、世界各地で作ることができる!
日本で丸鶏の入手は可能
タッカンマリは冷凍肉ではなくできるだけ鮮度の良い丸鶏を使うのが美味しくなるポイントです。
東京なら御徒町にある吉池では丸鶏が販売されています。
ネット通販ではこちらがおすすめです。
宮崎県産の朝獲り若鶏を当日発送してくれるそうです。
このお肉でぜひタッカンマリを作ってみたい!
きっと美味しくできることでしょう。
どうしても丸鶏を入手できないとき
丸鶏を入手できないけど、おうちタッカンマリを楽しみたい!という方もいらっしゃるかもしれません。
よかったら、参考にしてみてください。
本格タッカンマリを自宅で調理した体験談とポイントをご紹介しました!
丸鶏を入手すれば簡単に作ることができます!
ぜひ、お試しください!
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
以上、いちこでした~。