今回はいつもの旅行記とはちょっと変わった内容で書いてみようと思います。
日本で社会人生活を送ると会食や飲み会に1回も参加したことがない人はほぼ皆無だと思います。
少なくとも年に1回は自分の意思に関わらず、参加せざるを得ないですはずです。
日本の会食・社内交流会文化
日本の企業では社外取引先との会食や忘年会や歓送迎会などの社内交流会が慣例として存在しています。
会食
業務を円滑に進めるために、社外関係者を「接待」するものです。
会計処理については国税庁が会費が1人当たり5000円以上の場合、接待交際費として処理がされます。
会費が1人当たり5000円以下の場合、会議費として処理されます。
接待交際費は会議費よりも税金が多く加算されます。
(詳細については、国税庁ホームページを参照してください)
バブル時代は接待まみれだったそうです。
筆者いちこは新入社員時代に上司達よりバブル時代の武勇伝を聞かされてきました。
(これが仕事の邪魔になるんですよね…)
その後、不景気や国内の情勢より接待は減り、都内の料亭は閑散とした時期がありました。
近年はバブル時代ほどではありませんが、業種によっては会食がまだまだあるようです。
社内交流会
私は社内交流会には大まかに2種類あるように考えています。
- 忘年会や歓送迎会など公式的な性質を持つもの
- ”終業後にちょっと一杯”のような私的な性質を持つもの
近年は飲酒運転取り締まり厳格化や働き方改革、若者の飲み会離れなどで減少傾向にあるよに思います。
一方、若手社員が多く、チームワークを重視する企業は社内交流会を増やそうとしているという報道もあります。
会食嫌いを公言してきた
私いちこは、コミュニケーション能力が重視される業務に就いていました。
社内事務作業より社外での交渉が重視される仕事でした。
ですので、会食の機会が非常に多かったと思います。
会食では幹事担当者は男性も女性もちょっとしたストレスを感じます。
私いちこの場合は、「大人しそうに見える外見」ゆえに「女性ならではのきめ細かな気配り」を求められることが多々ありました。
求められた内容はこんな感じ。
- 料理の取り分け
- 手土産の手配
- お店の選定
- 会話の運び方
私は身体的なセクハラに合わないように細心の注意を払ってきました。
言葉のセクハラやパワハラは度々ありました。
(今ではあり得ないようなものは沢山ありました)
非常に苦痛でしかないことが多くありました。
会食で嫌な思いをしたことがない人は少数なように思いますが、いらっしゃるのかな?
「会食は精神的な苦痛を伴う業務である」
アラサーを通り過ぎたころからは「会食嫌い」を公言するようになりました。
会食嫌いになった理由は、こんな感じ。
- 私が年若の女性であることをバブル世代男性にいじられる
- 女性がいるにもかかわらず性的な会話をする
- 楽しくともなんともなく苦痛であるばかり
もちろん、仕事の機会を沢山失ったように思います。
精神的なストレスを感じずに過ごせるようになったことは非常にありがたく思いました。
上司によって会食嫌いが改善
退職する2年前と1年前の上司によって会食嫌いが少しだけ改善しました。
同行したくない社内関係者がいるのなら、連れて行かなくても良いよ。
実は、私はごく親しい社外関係者との食事会に自腹で参加していたのです。
それを見越して言われたのが上記のコメントでした。
実際は…
- 来てほしくない上司が来たり
- そういう上司が空気読めない発言をしたり
- 先輩ポジションの私に幹事を押し付けられたり
とあまり状況が変わらないこともありましたが、以前よりかはリラックスして会食に臨めるようになりました。
社内交流会にも変化が
先日まで勤務していた会社では忘年会や懇親会に工夫が凝らされていました。
若手派遣社員が多い職場でしたので、大きい会議室にケータリング業者さんを呼んで
オードブルや回転寿司などイベント性を持たせた内容になったのです。
気が合わない人と話す必要はなく、可愛らしいオードブルやデザートなども楽しめる内容になっていました。
終業後の開催では小さいお子さんを持つ社員には参加が難しいので、ランチタイムに懇親会を開催したこともありました。
厳選して参加してみる
会食は行きたくないのなら行かなくても良いように思います。
最近は会食に行かないから評価が下がるという事はないですし、評価を下げられるくらいなら社内異動や転職を視野に入れてよいと思います。
社内交流会は、社内コミュニケーションを円滑にするためにも、年1回ぐらいは参加してみると有益かと思います。
また、不参加に劣等感などを持つ必要はありません。
参加の強要はコンプライアンス違反とまではいかなくても好ましくはないと研修で習いました。
まとめ:時代は変化している
ここ1,2年で会食や社内交流会に対する考え方が変化しているように思います。
残業抑制の働き方改革の流れが一番大きく影響しているように思います。
共働き家庭が増えてきており、会食や社内交流会に頼らずにコミュニケーションを図る企業文化が作られてきているように思います。
旧態依然の企業飲み文化を好んだ世代もさすがにコンプライアンスを意識せざるを得なくなりました。
管理職として経費削減の立場にいたり、成人疾患で飲み会に参加できない人も見かけます。
プライベートでも合わない人とは飲まない
会社員時代は公私ともに友好関係の拡大が重要だったんだけど、無職になるとそれほど必要もない。自分が不快に思うことを目にする必要はないので、無理のない範囲に自然と絞られてきました。
以前ほどストレスが溜まらなくて楽になりました。— いちこ🇯🇵🇲🇾🇰🇷🇹🇼🇦🇺 (@iticooo) September 29, 2019
マレーシア・ペナンと東京のDUALライフを送ることで自然に対外関係が整理されてきました。
日本にいる機会が少ないので、会いたい人に会いに行く!という考えがより強くなりました。
また、会社員をやめたことでセクハラとパワハラへの嫌悪感がより強まってきたように思います。
セクハラとパワハラに発言をする人、執拗に持論を掲げる人は私の方からそっと関係性を絶っています。
公私ともに人間関係に無理を重ねていたのかもしれない
無職を最大限に生かして、楽しく生きていきます!
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
以上、いちこでした~。