10月下旬よりあっという間に大騒動となった韓国のトコジラミ問題。
旅行者として現地に滞在するのは不安…
というだけではなく、ネットショッピングでトコジラミが日本の自宅へ届いてしまうかもしれない…と心配な人も多いようですね。
SNSやインターネットには「Qoo10危険」、「SHEIN危険」というキーワードが確認できますね。
2023年2月~8月に韓国留学で生活し、マレーシアでの生活経験もある筆者いちこが詳しく解説します!
※本記事は私の韓国留学や海外生活、海外通販を利用した経験に基づいて執筆しています。
あくまで個人の意見ですので、ご了承ください。
===2023年12月9日追記===
専門家の見解を記事中で引用しました。
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韓国のトコジラミ問題とは?
韓国では10月中旬ごろから全国各地でトコジラミ発見のニュースが相次いで報道されました。
最近までの居住経験を踏まえて、私の解説をまとめました。
韓国のどこで発生したのか気になる方は、一覧サイト「Bedbugboard.com」を確認してみて下さい。
私の結論は、外国人留学生の居住エリアを拠点に一般社会にも拡散した、というものです。
韓国は日本に比べて対応がめちゃくちゃ早いので、11月以降は消毒して駆除しまくってます。
2023年12月2日に視聴したYTNニュースによると、韓国のトコジラミ発生箇所の44.8%はコシウォンだったそうです。
韓国の最新状況は日本で報道された時点より進んでいる
今回のトコジラミ騒動だけではなくて、韓国内に関する他の件でもよく感じることがあります。
韓国に関するニュースは韓国の新聞記事の日本語訳や日本のテレビ局や新聞社の特派員による報道以外は1週間~3週間くらい遅いように感じています。
日本のwebニュースで報道された段階では既に解決済みまたは次の段階へ進んだということも少なくありません。
韓国って、日本人が思う以上に変化が激しい国なんですよね。
私がおすすめする韓国に関する最新報道はこちらです。
- 韓国の新聞記事の日本語訳
- 日本のテレビ局や新聞社の特派員による報道
- 現地在住ライターさんによる最新情報
掲載日やニュース内で参照している記事の情報更新日にお気を付けください。
※ニュース記事でちょっと前のニュースを詳しく検証して報道することは間違っていませんし、報道機関には必要な行動だと思っています。
中国はどうなの?
中国ではトコジラミ問題はどのようになっているのでしょうか?
日本語でネット検索をする限り、中国のトコジラミ問題はヒットしませんでした…
英語で「Bedbugs China」と検索しても、香港で殺虫剤を買い求めるパニック発生という記事がヒットするくらいです。
香港ではトコジラミ問題はまだ発生していないけど、韓国をはじめ、イギリスやフランスのトコジラミ騒動に敏感になっている、という状況のようです。
あくまで素人である私の推測ですが、中国はトコジラミはそれほど問題になっていないと思います。
なぜなら、中国へ外国人観光客が戻ってきていないからです。
(2023年8月時点の報道ですが)
「中国への外国人観光客、コロナ禍前の2割程度 回復遅れは「鎖国化」が理由か」(東京新聞)
コロナ後の人の移動が回復したことで増えたトコジラミ騒動は現時点では中国では発生していないと思われます。
海外通販で混入の可能性ある?
では海外通販でトコジラミが混入する可能性はあるのでしょうか?
私は混入する可能性はあると思います。
とある海外通販ではトコジラミではない虫が混入していたという報告を見たことがあります。
韓国ではネット通販の国内配送に使用された段ボールにトコジラミが付いていたという報道もありました。
虫は段ボールが好きなんですよね。
ゴキブリも段ボールが大好きです。
海外ではつぶれた箱は日常茶飯事
海外の配送は箱がつぶれたとか、税関であけられて中身をチェックされたということが珍しくありません。
日本の配送状況は世界的に見て非常にきれいであると言えます。
- 日本からマレーシアへ発送した荷物
- マレーシアから日本へ発生した荷物
- マレーシアで購入した通販
私のマレーシア在住経験では、配送段ボールはほぼ全て箱の角がつぶれてました。
海外はこんなものです。
実際はどうなの?
それでは、SHEINやQoo10での虫は混入はどうなのでしょうか?
私が9月~11月に購入したSHEINやQoo10の商品にトコジラミをはじめ虫の混入はありませんでした。
洋服2点とバッグなど複数購入しましたが、ビニール地の袋に入っていました。
(それはそれで、強度は大丈夫なのだろうか?と心配になりましたが)
上記でご紹介しましたビニール地はつるつる滑りますので、中に閉じ込めない限りパッケージに付くことはありません。
Qoo10で購入した商品は国内発送で段ボール箱にはいっていました。
SHEINやQoo10での購入商品が段ボール箱に入って中国や韓国から発送されることはあるけど、そんなに多くないのかもしれない…というのが個人的な感想です。
専門家の見解です(2023年12月9日追記)
兵庫医科大学・皮膚科学 夏秋優教授
「私の個人の考えとしては、通販なり荷物にくっついて国外に運ばれてくる確率は非常に低いと思っています。新品の商品をきれいな段ボールにくるんでいるとすれば、そこにトコジラミが混入するリスクは非常に低いと思う」日テレNEWSより引用
「新品の商品に異物が混入しない状態で梱包してある」状態ならばという条件付きですが。
専門家によれば、Qoo10やSHEINなどの海外通販で購入してもトコジラミが紛れ込むリスクは非常に低いということですね
航空便の貨物室は一般的に寒い
SHEINやQoo10は貨物専用の航空機または旅客機の貨物室を使って日本へ輸入されています。
貨物室内の温度は輸送貨物の適正温度や輸送時間、外気温などを考慮したうえで決定されます。
全体では、4~27度の温度設定が可能だそうです。
参照:ANA Cargo
例えば、ワインはリーファーコンテナでワインセラーのように温度管理をされて運ばれています。
温度設定が不要な場合、機種によって2〜7℃や4〜10℃に設定されているだそうです。
参照:NIPPON47
トコジラミは低温の環境では冬眠のように活動しないようです。
飛行機の中や冬の時期は吸血したり繁殖しません。
日本の冬季はトコジラミは活動しないので、被害は多くないと考えられます。
もちろん、暖房を付けた屋内では注意が必要です。
法律違反にご注意
SHEINやQoo10とトコジラミの関係性については実際に発見した当事者の方しか分からない情報です。
情報がSNSやネット上に広まれば広まるほど、信憑性を確認するのが難しくなってきます。その結果、デマまたはフェイクニュースである可能性は否定できません。
デマが拡散したことにより何らかの権利侵害があったとなると「名誉毀損罪」によって罰せられる可能性があります。
公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金に処する。(刑法第230条1項)
不特定多数の第三者に知られる状況はSNSやインターネットでの投稿も含まれます。
虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて、人の信用を毀損し、またはその業務を妨害した者は3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処する。(刑法第233条)
「虚偽の風説を流布する」とは、嘘の情報を世の中に流すこと。「偽計を用いる」とは嘘の情報で人を欺くことです。
「プロバイダ責任制限法」とは、インターネット上での誹謗中傷などの権利侵害が発生した場合に、プロバイダ等が負う損害賠償責任の範囲や、被害者が発信者(加害者)を特定するために利用できる手続きなどを定めた法律です。
最近はSNSやインターネット上の誹謗中傷、フェイクニュースの発信に関して厳罰化しつつありますのでシェアやリポスト含めて注意が必要です。
トコジラミに遭わない対策
韓国ではネット通販の国内配送に使用された段ボールにトコジラミが付いていたという報道もありましたので、対策は必要だと思います。
今回の韓国のトコジラミ騒動の前からトコジラミ被害は報告されています。
トコジラミの被害に遭わないためにも、水際対策が必要です。
自宅に入れない
トコジラミが通販商品に付着している場合、数匹程度と思われます。
被害に遭ったり、繁殖する前に自宅に入れないことが大切です。
- 荷物を屋外で開封
- ブラックライトを照射して確認
- 段ボール箱はすぐに処分
- 衣服は着用前に洗濯・高温乾燥をかける
私はSHEINで衣服を購入した際は着用前に洗濯するようにしています!
ブラックライトは紫外線を照射させてトコジラミを見つけやすくするアイテムです。
そんなに高くないので、常備しておくのをおすすめします。
(私は購入しました!)
気になる方は利用しないのもアリですね。
利用しないのはアリですが、デマや誹謗中傷には気を付けましょう。
まとめ
以上を踏まえて、私は次のようにまとめます。
☆必要以上に恐れる必要なし
☆開封時にチェック
☆段ボール箱は即処分
☆デマ広めると処罰されるかも
商品到着時にしっかりチェックして自宅に入れないように注意すれば、冬の間は大丈夫です。
暖かくなったら、チェックを入念に行うようにしましょう!
いかがでしたか?
韓国のトコジラミ問題には不安もあるけど、最新情報を把握して恐れずに正しくネット通販を利用しましょう!
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
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