本記事は、2023年7月下旬に参加した「百済遺跡ファムツアー百済の息吹を求めて」にて訪問した弥勒寺址と国立益山(イクサン)博物館をご紹介する記事となります。
「時空を超える」とはまさにこういうことを言うのでしょうね…。
弥勒寺址と国立益山博物館をご紹介していきます~。
弥勒寺とは?
こちらの一帯は「史跡 第150号」に指定されると同時に「百済歴史遺跡地区」として、ユネスコ世界文化遺産にも指定されています。
緑が多くて池もあり、公園としても素敵なところです。
百済最大の寺院だった弥勒寺は1966年に始まった発掘調査で徐々に本来の姿が判明しました!
「国宝11号」である「弥勒寺址石塔」は修理や整備によって当時の姿を取り戻しつつあります。
「弥勒寺址石塔」は日本統治時代にコンクリートで補強されていました…
2001年から約230億ウォン(約23億円)かけて当時の姿を復元させる大規模な解体修理工事が行われました。
9層の石塔は遠くからでも目を引き、威厳たっぷりにそびえ立っています。
当日は良いお天気でしたので、良い写真が撮れました…!
石塔は対で建てられていましたが、こちらは復元されていません。
国立益山博物館
弥勒寺址から歩いてすぐのところには国立益山博物館があります。
もともとは国立弥勒寺址遺物展示館でしたが、増築されて2020年1月にオープンした韓国で13番目の博物館です。
博物館の概要
国立益山博物館は弥勒寺址で発見された百済後期文化の香炉などを中心に展示されています。
※ミラーレスカメラを忘れ、スペックが高くないスマホの写真なので、低解像度ですみません。
こちらは復元ですが、こんなに精巧な木造建築物をつくることができたとは百済人はすごいです…!
観覧案内
観覧時間:9時~18時
観覧料:無料
休館日:毎週月曜日、元日、旧正月と秋夕の当日
韓国文化体育観光部のサイト内に国立益山博物館のページがあります。
日本語ページがあるのは嬉しいですね~。
こちらは日本語リーフレットを展示館入口に用意してあります。
(展示の解説は韓国語と英語のみ)
通訳案内(英語、日本語、中国語)をご希望の場合は事前に益山市観光案内所までお問い合わせください、とのことです。
益山市 観光案内所 +82-63-859-3873
アクセス
ソウルから行く場合は高速鉄道とバスの2パターンがあります。
(もちろん車でも行けますが、外国人観光客には現実的ではないので省略)
KTX龍山駅乗車→益山駅下車
所要時間:約1時間20分
市内バス(41番、60番)を利用
所要時間は約30分で料金は約15,000ウォンです。
①ソウル高速ターミナル湖南線5番乗り場より乗車
所要時間:2時間40分
②仁川空港より一階バスターミナル9C乗り場より乗車
所要時間:約3時間
①②ともに市内バス41番、41‐1番、60番、60‐1番、105番を利用
いかがでしたか?
国立益山博物館は新しい建物でデジタル映像展示もあってなかなか楽しかったです。
韓国の古代史だけを見ようとするとちょっと難しいように思いますが、百済が日本とかかわりがあったことを頭に入れて見学すると親近感が湧くように思います!
本日もお読みくださいましてありがとうございました~。
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