日本で社会人生活を送ると会食や飲み会に1回も参加したことがない人はほぼ皆無だと思います。
少なくとも年に1回は自分の意思に関わらず、参加せざるを得ないですはずです。
コロナ禍の状況や最近のコンプライアンス意識に関する内容を一部更新しました。
飲み会で社内評価を下げた人を知ってる
私の同僚に関する実話です。
(個人情報はぼかしています)
- 日頃は快活でコミュニケーション能力が高い
- 酒癖が悪く、酔っぱらうと目が座って上司にも悪態をつく
- 絡み酒で他人の眼鏡を壊したことがある
※上記は酒癖が悪い二人の情報を合わせたものです。
業績を上げていて希望していた花形部署への異動話は酒癖の悪さが影響して内示前に取りやめになりました。
非常に勿体ない話ですよね…
この件は昇進も伴った異動の予定でした。
※取引先とは発注・受注などの上下関係ではなく、あくまで対等な取引を行う企業です。
結果として社内外でこの人と一緒に仕事をしたくない…と思われてしまいました。
他にも、酒席での数々のセクハラ行為で降格処分(後に退社)になった人も知っています。
これらの行為は周囲の人を不快にさせて大変迷惑です。
酒癖が悪いことを自覚している人は飲み会や会食に行かない・呼ばない方が無難です。
以上の例は、お酒が絡まらなかったら発生しなかった失態なので残念に思います。
日本の会食・社内交流会文化
日本の企業では社外取引先との会食や忘年会や歓送迎会などの社内交流会が慣例として存在しています。
会食
業務を円滑に進めるために、社外関係者を「接待」するものです。
会計処理については国税庁が会費が1人当たり5000円以上の場合、接待交際費として処理がされます。
会費が1人当たり5000円以下の場合、会議費として処理されます。
接待交際費は会議費よりも税金が多く加算されます。
(詳細については、国税庁ホームページを参照してください)
バブル時代は接待まみれだったそうです。
筆者いちこは新入社員時代に上司達よりバブル時代の武勇伝を聞かされてきました。
(これが仕事の邪魔になるんですよね…)
その後、不景気や国内の情勢より接待は減り、都内の料亭は閑散とした時期がありました。
近年はバブル時代ほどではありませんが、業種によっては会食がまだまだあるようです。
社内交流会
私は社内交流会には大まかに2種類あるように考えています。
- 忘年会や歓送迎会など公式的な性質を持つもの
- ”終業後にちょっと一杯”のような私的な性質を持つもの
近年は飲酒運転取り締まり厳格化や働き方改革、若者の飲み会離れなどで減少傾向にあるよに思います。
最近は若手社員が多く、チームワークを重視する企業を中心にコロナ収束をきっかけに社内交流会を再開の意向があるという報道もあります。
会食嫌いを公言してきた
私いちこは、コミュニケーション能力が重視される業務に就いていました。
社内事務作業より社外での交渉が重視される仕事でした。
ですので、会食の機会が非常に多かったと思います。
会食では幹事担当者は男性も女性もちょっとしたストレスを感じます。
私いちこの場合は、「大人しそうに見える外見」ゆえに「女性ならではのきめ細かな気配り」を求められることが多々ありました。
求められた内容はこんな感じ。
- 料理の取り分け
- 手土産の手配
- お店の選定
- 会話の運び方
私は身体的なセクハラに合わないように細心の注意を払ってきました。
言葉のセクハラやパワハラは度々ありました。
(今ではあり得ないようなものは沢山ありました)
非常に苦痛でしかないことが多くありました。
会食で嫌な思いをしたことがない人は少数なように思いますが、いらっしゃるのかな?
「会食は精神的な苦痛を伴う業務である」
アラサーを通り過ぎたころからは「会食嫌い」を公言するようになりました。
会食嫌いになった理由は、こんな感じ。
- 私が年若の女性であることをバブル世代男性にいじられる
- 女性がいるにもかかわらず性的な会話をする
- 楽しくともなんともなく苦痛であるばかり
もちろん、仕事の機会を沢山失ったように思います。
精神的なストレスを感じずに過ごせるようになったことは非常にありがたく思いました。
上司によって会食嫌いが改善
退職する2年前と1年前の上司によって会食嫌いが少しだけ改善しました。
同行したくない社内関係者がいるのなら、連れて行かなくても良いよ。
実は、私はごく親しい社外関係者との食事会に自腹で参加していたのです。
それを見越して言われたのが上記のコメントでした。
実際は…
- 来てほしくない上司が来たり
- そういう上司が空気読めない発言をしたり
- 先輩ポジションの私に幹事を押し付けられたり
とあまり状況が変わらないこともありましたが、以前よりかはリラックスして会食に臨めるようになりました。
社内交流会にも変化が
先日まで勤務していた会社では忘年会や懇親会に工夫が凝らされていました。
若手派遣社員が多い職場でしたので、大きい会議室にケータリング業者さんを呼んで
オードブルや回転寿司などイベント性を持たせた内容になったのです。
気が合わない人と話す必要はなく、可愛らしいオードブルやデザートなども楽しめる内容になっていました。
終業後の開催では小さいお子さんを持つ社員には参加が難しいので、ランチタイムに懇親会を開催したこともありました。
厳選して少しだけ参加してみる
会食は行きたくないのなら行かなくても良いように思います。
最近は会食に行かないから評価が下がるという事はないですし、評価を下げられるくらいなら社内異動や転職を視野に入れてよいと思います。
社内交流会は、社内コミュニケーションを円滑にするためにも、年1回ぐらいは参加してみると有益かもしれません。
また、不参加に劣等感などを持つ必要はありません。
参加の強要はコンプライアンス違反とまではいかなくても好ましくはないと研修で習いました。
最近目にして笑ってしまったデイリー新潮の記事がこちらです。
(コロナ禍が)3年間も続いたため、すっかり出し物・芸が好きな上司達も「若手はバブリーダンスを踊れ」などと言えなくなった。田中さんはこの風潮を好ましく思っているし、同期も皆、ホッとしているという。
「コロナになって以来、会社でも無駄なことはカットする動きが出てきました。毎日の朝礼も今はやっていませんし、忘年会の芸もそう。私はこちらの方がいいです」
過度な宴会芸の準備は勤務時間外労働にあたる可能性があるのではないでしょうか…?
私も宴会芸をやらされたことはありますが、素人がやっても面白くないので、強要は根絶してほしいと思います。
ドタキャン不参加は避ける
飲み会の幹事をしていると、直前や当日のキャンセルが非常に困ります。
不参加なのに当事者に請求するのは憚れるけど、お店によっては請求されることがあるので…
以前は前日キャンセル分は請求しないお店が多かったですが、最近はキャンセルポリシーが厳しくなっているように思います。
体調不良以外の理由で直前や当日キャンセルは幹事に迷惑をかけますので避けましょう。
まとめ:時代は変化している
コロナ禍を経て、会食や社内交流会に対する考え方が変化しているように思います。
以前はなかったリモートワークがコロナ禍で定着し、今でも継続している社会人は多くいます。
コロナ禍に飲み会や会食がなくても仕事は継続できましたよね?
飲み会や会食は必要不可欠ではないのです。
残業抑制の働き方改革や共働き家庭の増加も飲み会廃止に影響しているように思います。
旧態依然の企業飲み文化を好んだ世代もさすがにコンプライアンスを意識せざるを得なくなりました。
管理職として経費削減の立場にいたり、成人疾患で飲み会に参加できない人も見かけます。
プライベートでも合わない人とは飲まない
会社員時代は公私ともに友好関係の拡大が重要だったんだけど、無職になるとそれほど必要もない。自分が不快に思うことを目にする必要はないので、無理のない範囲に自然と絞られてきました。
以前ほどストレスが溜まらなくて楽になりました。— いちこ🇯🇵🇲🇾🇰🇷🇹🇼🇦🇺 (@iticooo) September 29, 2019
マレーシア・ペナンと東京のDUALライフを送ることで自然に対外関係が整理されてきました。
日本にいる機会が少ないので、会いたい人に会いに行く!という考えがより強くなりました。
また、会社員をやめたことでセクハラとパワハラへの嫌悪感がより強まってきたように思います。
セクハラとパワハラに発言をする人、執拗に持論を掲げる人は私の方からそっと関係性を絶っています。
公私ともに人間関係に無理を重ねていたのかもしれない
いかがでしたか?
飲み会や会食で失態を犯して左遷されるくらいなら行かなくてもOK!
業務中など他の場面でコミュニケーションを図ればよいと思います。
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
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