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【アシアナ航空売却先内定の続報】エアプサンは別会社傘下になる可能性も

日韓関係の冷え込み前より話題となっていたアシアナ航空の売却のお話。
先日に入札が行われ、HDC現代産業開発が売却先に内定しました。

【アシアナ航空の売却先内定】渡韓60回の韓国旅行リピーターが解説本日は、こちらのニュースをご紹介します。 おっと、このニュースを見逃してました。https://t.co/f4JPxrFTw1 ...

HDC現代産業開発は堅実な経営で定評のある企業ということで、一安心をしていたのですが、、、
アシアナ航空系列のLCCエアプサンは別会社傘下になる可能性も出てきたということです。

筆者いちこ
筆者いちこ
エアプサンは今後どうなる?という点を渡韓60回のリピーターいちこが解説します!

エアプサン再売却話記事のポイント

まずは記事にポイントを解説します。

この記事のポイント①
  • アシアナ航空は約900%の負債比率で約10兆ウォン負債を抱えている。
  • 今年はドル高起因の利子が増加。
  • 親会社の錦湖(クムホ)産業の信用度が低下し、金利が高い短期借入金比率が増加。

現在、ヤフーニュースの記事からは削除されています。
中央日報の記事はリンクが残っていますので、貼っておきますね。

中央日報の記事

つまり、アシアナ航空はもともと負債が多かったのですが、今年はドル高によって利子の支払い額が増加し、高金利でしかお金を借りられなくって負債がますます増加した、ということです。

航空会社は原油価格や国際情勢(政治関係や為替など)の影響を受けやすい業界です。
安定した経営を続けるのはなかなか大変なのではないかと思います。

アシアナ航空は負債が多いので、今後HDC現代産業開発が親会社になったら負債を減らすことが課題になります。

その課題がある前提で、中央日報さんはこんな心配をしています。

この記事のポイント②
  • 韓国の公正取引法では下記のような規定がある。
    持ち株会社(HDC)の孫会社(アシアナ航空)はひ孫会社(エアプサン)の株式を①100%保有または②2年以内に売却が義務である。

HDC現代産業開発には今後のエアプサンについて2つの選択肢があります。

HDC現代開発がエアプサンにとる選択肢
  1. アシアナ航空にエアプサンの残りの株式56%、1650億ウォンを直接買い取らせる。
    アシアナ航空はお金がないから上記の1650億ウォンをHDC現代開発が用立てる。
  2. エアプサンをほかの企業へ売却する。

購入後すぐに売却するのはアリ?と思われる方がいるかもしれません。

「HDC現代産業開発がアシアナ航空買収後に子会社(=エアプサン)を売却するのは産業銀行の一括売却原則に反しない」
(中央日報記事より)

HDC現代産業開発はエアプサンを売却して利益を得るのと実際に保有し続けて観光関連の本業とのシナジーを得るのが良いのか悩ましいところです。

エアプサンの経営状況は?

エアプサンの経営状況を確認してみますと、、、

エアプサンの2019年7月~9月期の営業損益は195億ウォンの赤字でした。
朝鮮日報の記事より

LCC同業他社の中では、赤字額は最大となっています。
下記に登場するチェジュ航空は175億ウォンでした。

エアプサンの2018年度決算は売上高・資本金は前年増、営業利益・当期純利益減という状況です。
2018年は日本路線は絶好調でしたが、そんな中でも営業利益減というのは薄利多売傾向が出てきたということでしょうか?

エアプサンの売却先候補はチェジュ航空親会社らしい

もし、エアプサンが売却されるとしたら、候補は愛敬(エギョン)グループが有力だそうです。
この愛敬グループはアシアナ航空の入札にも参加しましたが、残念ながら入札先候補には選ばれませんでした。

この愛敬(エギョン)グループはチェジュ航空を傘下に持っています。
どんな企業なのでしょうか?

愛敬(エギョン)グループとは?

愛敬(エギョン)グループをネット日本語で検索するとチェジュ航空を傘下に持つ中堅財閥としか出てこないのです。

もう少し調べてみると、愛敬油化の日本語ページがありました。

愛敬(エギョン)グループの系列企業
  • 愛敬油化
  • 愛敬産業
  • チェジュ航空
  • AKケムテック
  • AK S&D
  • AKPLUS資産開発

生活・航空と流通・不動産開発のグループだそうです。

百貨店を経営するAK PLAZAはQoo10にもショッピングモールを開設していますね。
かつてAK免税店がありましたが、2010年にロッテが買収し、ロッテ免税店として存続しています。

2011年からは日本のラーメンチェーン一風堂をソウル市内で経営していましたが、2016年に撤退しました。

撤退の理由は下記の2点でした。

  1. 一風堂本体への高額なライセンス料負担
  2. 市民には高額な価格設定だった

東洋経済オンラインの記事
3年後の2019年現在は和食ブームですので、受け入れられたのかもしれません。
早すぎる撤退と言えそうです。

愛敬グループは高級ショッピングモール、不動産開発の高級志向と石油化学と格安航空会社を傘下に持つ中堅財閥ということになりますね。
チェジュ航空以外の華々しいトピックが少なく、ブランディングがちょっと中途半端な気がします。

確かにチェジュ航空よりもアシアナ航空の方がグループ相乗効果を発揮できたかもしれませんね。

エアプサンの今後は?

さて、今後のエアプサンはどうなるのでしょうか?

エアプサンの社長は2019年10月30日付記事で強気な発言をしています。

エアプサン社長の発言

エアプサン社長ハン・テグン氏はアシアナ航空傘下ではなくても十分に独自経営は可能であると述べています。
朝鮮日報韓国版の記事より(韓国語)

7月~9月期の四半期決算発表前(社内では決算内容を把握済み)、かつアシアナ航空の売却先内定前の発言です。

エアプサンの株主構成はアシアナ航空のほかに釜山市と釜山の企業連合となっていますので独自経営も十分に可能と考えていらっしゃるんだと思います。

今後は、アシアナ航空とともにエアプサンにも注目していきたいと思います!

いかがでしたか?
日本では報道されていないエアプサン社長の強気発言もご紹介しました!

筆者いちこ
筆者いちこ
最近は韓国語学習の一環でエアプサン機内誌を和訳しています。
社員のけなげな発言が切なく感じつつ、愛社精神満載なのです。

追ってブログでご紹介したいと思います!

本日もお読みくださいましてありがとうございました。
以上、いちこでした~。

ABOUT ME
iticooo
横浜育ち、東京・マレーシア ペナンでのDUAL生活。元フルタイム会社員で現在は駐在妻。訪韓58回、訪台8回など海外旅行回数は100回を超える。都内を中心とした食べ歩き、国内旅行、登山を愛する。左利き。